不採用とならないためにおさえておきたい5つの面接マナー

転職活動をしていて、面接に苦手意識を持っているという人も少なくないでしょう。
また、志望動機やその他の質問に対してしっかりと受け答えができたにも関わらず、不合格になってしまったと、失敗する人は少なくありません。

そこで重要となってくるのが「印象」です。面接の場ではマナーが合否に大きく左右します。
特に弁護士という仕事は顧客と対面する機会が多く、基本的なビジネスマナーは必ずチェックされています。

そこで転職を成功に導くためにも、本質的に必要なマナーをご紹介します。

面接マナーは重要!

面接には自信があると高を括っている人もいるかもしれませんが、面接の場で特に重要視される点は面接マナーです。どれだけ話し上手でも態度が悪ければ、採用側はあなたのことを採用したいとは思えません。

まずは、その具体的な理由を確認していきましょう。

(1)中途採用者向けにビジネスマナー研修は容易されていない

1度、社会人を経験してきた身です。企業側はあなたにある程度のマナーや礼儀作法が身に付いていることを前提として、受け入れ態勢を整えています。仮にマナーが十分ではない転職者を入社させると、現場からクレームを受けることになってしまいます。

これを避けるためにも、採用担当者はマナーに関して問題がないのかシビアにチェックしています。

応募先が求めている相応の実力を兼ね備えていることはもちろんですが「うちに馴染みやすい人材」を採用しようと考えていることを知っておきましょう。

(2)面接は第一印象が大切

「メラビアンの法則」という言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
「第一印象のほとんどは視覚情報から得る」という法則です。1971年にアメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱したものです。

視覚情報 見た目・表情・視線・ジェスチャー 55%
聴覚情報 声のトーン・速さ・大きさ・口調 38%
言語情報 言葉の意味・話の内容 7%

上の表は、人が初対面で会ったとき第一印象を決める割合を示しています。私たちは何か物事を伝える際、言葉を用います。そして多くの人が、相手への印象を決めるカギとなるのが言葉だと思っていますよね。

しかしながら、それよりも「視覚情報」や「聴覚情報」といったものが重要視されていることを知っておく必要があります。

そしてこの第一印象が決まる時間は、たったの5秒です。あなたが初対面で誰かと話すとき、明るい人と暗い人、どちらが話しやすいかは明確なはずです。

準備の段階から面接マナーを意識する!事前にやっておくべきこととは?

人生の中でマナーに関して指摘されたことがほとんど無く、自身たっぷりの人でも、落とし穴は身近なところに存在します。

これからご紹介する3つのポイントは、普段の生活から意識していないとできないことばかりです。面接を成功させるためにも、早めの段階から確認しておきましょう。

(1)面接時は原則としてスーツ着用

しかしながら服装の指定がなければ、男女を問わずスーツ着用が原則となっています。

(2)清潔感に問題がないかをチェック

もう一度確認します。第一印象は見た目などの視覚情報が55%を決めています。

そんな時に、髪がぼさぼさ、スーツのシワが目立つ、靴が汚れているなどの状態で面接に行けば、採用担当者はあなたのことをどう感じるでしょうか。当然、印象は最悪ですよね。

「急いでいたから」は理由になりません。出掛ける前に必ず清潔感をチェックしましょう。

(3)悪臭を放っていないか

一番多いのがタバコの臭いです。これだけで面接に落ちると言ったことは考えにくいですが、評価は確実に下がっています。他にも体臭や口臭など自身では気が付かない点も多々あるでしょう。それでも「直前にニンニクを食べた」など明らかな原因となるものは避けるべきです。

相手に対して何かしらの臭いを発してしまう危険性がある人は、事前対策をしておくことを忘れずに。

絶対に押さえておきたい5つの面接マナー

面接で質問に対しての、受け答えの準備も完璧、そんな状態で面接会場へと向かうわけですが、どの瞬間でも緊張感を忘れてはいけません。

企業によって評価基準になるポイントはさまざまです。
その中でも絶対に押さえておきたい面接マナーを、時系列で確認していきましょう。

(1)到着時のマナー

まず言えることは、遅刻は論外であるということです。

電車遅延など仕方のない場合もあるでしょう。そういった時は、遅刻すると分かった時点で一報することを忘れないでください。

おすすめは「集合時間の15分前」です。早すぎるのでは?と思うかもしれませんが、「トイレに行く」「身だしなみをチェック」「緊張をほぐす」などのために使いましょう。

面接の5分前になったら受付に向かってください。企業側も準備が整っていない場合があるため「遅すぎず・早すぎず」を心掛けましょう。

忘れがちとなっているのが、携帯電話です。

面接中に音が鳴ってしまえば、後悔後に立たず、必ず面接前には電源をオフにするか、サイレントモードにしておきましょう。マナーモードは電話がかかってきたときに、印象を下げてしまうことも考えられます。

(2)入室時のマナー

いつも当たり前のように行っている、ドアの開け閉めは面接マナーの基本ですが、入出時はドアをノックする必要があります。

ノックの回数にも決まりがあり、ビジネスシーンでは「3回」です。ちなみに「2回」はトイレのマナーですので、覚えておきましょう。

その後「どうぞ」の声が聞こえたら「失礼します」と一声かけて、ドアを開きましょう。

この際に焦ってドアを勢いよく閉めてしまう人がいますが、振り返って両手でドアを閉めることを忘れずに行ってください。

(3)挨拶のマナー

ドアを閉めたら、採用担当者の方を振り返って挨拶をします。ここでようやく声を発することになりますが、はっきりと適切な大きさを出すことが求められます。

特に声は第一印象に大きく影響しています。慌てずに凛とした態度で挨拶をしましょう。

礼儀作法のひとつに「お辞儀」があります。多くの人が失敗してしまうのが、挨拶とお辞儀を同時にしてしまうことです。

これは声がこもってしまうため、相手に失礼を与えてしまいます。しっかりと正面を向いたまま声を発して、言い終えてから一礼しましょう 。

(4)面接中のマナー

人間関係の基本は「礼」にあります。具体的な話を進めていく前に、面接機会をいただけた御礼を言いましょう。

難しい言葉ではなく、簡潔でも問題ありません。普段の業務を割いて、あなたと会っている採用担当者もいます。感謝の気持ちを伝えるだけでも、印象を高めることができます。

面接中にメモを取ることは大丈夫なの?という疑問を抱いている人も少なくありません。面接というのは、多くの情報を得る場でもあります。

せっかく採用担当者が話してくれているにも関わらず、ただ聞いているだけは「本当に聞きたいのか?」と疑われかねません。

メモを取らないことがマナー違反にもなると考えた方が良いでしょう。

(5)退席のマナー

すべての質問が終わったからと言っても、安心するのは禁物です。最後にも改めて面接の機会をいただけたことに対しての御礼を伝えましょう。

ここでしつこいと感じる人はいません。むしろ印象が高まるポイントですので、簡潔に自分の言葉で伝えることが大切です。

また、面接の最大の目的は入社意欲を伝えることです。面接中でも何度か自分の意志を伝えているかとは思いますが、最後にもう一度「意欲や志望意志」をはっきりと伝えましょう。

自身の企業に対する本気度を分かってもらうためにも、念を押すことは忘れないようにしましょう。

面接官に好印象を与えるための3つのポイント

ビジネスシーンにおいて「敬語が使える」「ハキハキ話す」は当たり前のことです。

こういった基本的なマナーを守ることを前提として、面接官に好印象を与えるポイントが存在します。

どういった場面でも活用することが可能ですので、これを機会にマスターしておきましょう。

(1)身だしなみはTPOを意識して

「メラビアンの法則」でもあったように、人の第一印象は見た目でほとんど決まってしまいます。

面接の場に、コンビニへ行くときと同じ感覚は持ち合わせてはいけません。特に服装というのは、その人がどのようなタイプの人間なのかを表しています。

髪型・スーツの着こなし・メイク・靴などチェックするべきポイントはいくつもあります。

それでも基本は「清潔感があるか」です。それに加えて「ビジネスシーンに適切な服装か」とTPOを意識して、相手に失礼がないように努めましょう。

(2)凛とした態度で相手の目を見て話す

初対面の人と会話をすると、どうしても緊張で顔がこわばってしまう。

これはコミュニケーションが得意な人でも起こりうる現象です。相手の人がどんな人なのだろうと、推測しながら会話を進めていきますよね。

これは面接官も同じことが言えます。

でも、面接官は大抵の場合、堂々とした態度で振る舞っています。一体何が違うのか?これは相手の目を見て話せているのかの違いです。

普段から意識していないと取り組めないことですが、面接の場では特にこのことが重要になってきます。

(3)会話の基本はキャッチボール

会話というのは、相手が存在してこそ成り立つものです。どれだけ自身のことを話すことが完璧でも、相手の話を聞いていなければ意味がありませんよね。

「話し上手」であることと同時に「聴き上手」であることにも意識を傾けましょう。

相手の話は最後まで聞き、質問の内容に沿って答えることが基本です。

また「聴く」という行為において、大切なのは反応することです。適度に頷いたり、表情を変えてみてください。相手が話す環境を整えてあげることも心掛けましょう。

まとめ

面接時に、志望動機や自身の経歴をしっかりと話すことは大切です。

でもその前に、あなたが社会人の1人であることを自覚することを忘れないでください。
そのためには、転職マナーをしっかりと身に付けましょう。難しく考える必要はありません。

自分が相手にされて嬉しいこと、嫌なことの分別を付けて面接会場に向かえば、面接官もきっとあなたのことを認めてくれるはずです。