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そんなSUPER STUDIOの法務を担っているのが、経営企画室内にある法務リスクマネジメントチーム。2019年に経営企画室と共に立ち上げ、今年の4月から3人体制に。成長企業ならではの法務のやりがいや難しさ、SUPER STUDIOが求める人材像について、経営企画室を管掌する執行役員の阿部さん、経営企画室室長の山口さん、法務リスクマネジメントチームリーダーの中山さんにお話を伺いました。
――株式会社SUPER STUDIOのビジネスについて、あらためてお伺いしてもよろしいでしょうか。
阿部 当社は、「ecforce」という法人向けECプラットフォームを開発・提供しています。従来、EC事業者が商品をお客様に届けるためには小売業者や卸売業者を介して販売を行う必要がありましたが、ECカートシステムを利用し自社ECサイトを立ち上げることで、事業者自らが商品を直接お客様に届けることができるようになりました。そのカートシステムを事業の主軸とし、EC/D2C事業者が求める本質的かつ多様な機能開発をスピーディに進めることで、EC/D2C事業におけるあらゆるフェーズ、プロセスを支援しています。
今年(2023年)の3月には、EC特化型MAツール「ecforce ma」をリリースしました。売上向上から業務効率化までトータルでソリューションを提供し、EC/D2C事業者が継続的なビジネス成長を実現できるよう、常に新しいプロダクトを開発しながら事業を推進しています。
また、自社でD2C事業も行っており、ecforceを利用したメーカー業を通じて利用者目線でプロダクトの改良を図っています。具体的な活用事例や成功事例を自ら作り出すことで、その知見やノウハウをEC/D2C事業者にフィードバックしながら支援を行っています。
――ECビジネスを幅広く展開されている中で、法務リスクマネジメントチームはどのような位置付けになるのでしょうか。
山口 当社の経営企画室は、経理や総務、データ分析など異なる役割を持ったチームで構成されており、法務リスクマネジメントチームもその中の一つです。法務リスクマネジメントチームには現在(2023年8月)チームリーダーの中山を含め3名のメンバーが所属しており、法務業務はもちろん、他のチームと連携を取りながらビジネスや取引開始前のリスクマネジメントを担当しています。メンバー内に弁護士はいませんが、監査役として2名の弁護士(司法試験合格者含む)の方に参画いただいています。
――法務リスクマネジメントチームの主な業務内容について教えてください。
中山 一般的に事業法務とされている領域を中心に担っており、具体的には事業における法務領域のスキームを事業部と共に検討や自社サービス規約などの作成・レビュー、契約交渉などを行っています。また、新規事業の立ち上げに伴い、新しいプロダクトの機能に関する法的な検討を行うこともあります。その他、事業運営上で生じる様々なリスクへの法的な対応や法改正への対応、コンプライアンス研修の実施や契約締結業務の効率化、契約ライフサイクルと呼ばれる領域など、一般的な法務業務にも取り組んでいます。
――法務リスクマネジメントチームと事業部との関係性はいかがでしょう。
山口 事業部とは密にコミュニケーションを取っており、事業部のどんな疑問や不安にも常に対応しながら手厚くサポートするようにしています。法務リスクが見つかった場合はこちらから事業部にコンタクトを取るのですが、その際も事業部が真摯に向き合い対応してくれるので、とても良好な関係を築けていると思っています。
――1日の業務の中で、最も多く時間をかけている業務は何ですか。
中山 法務リスクマネジメントチームでは新規事業の立ち上げに伴う複雑なリスクの検討や契約書のレビュー、事業部からの法律相談対応を中心に行っています。その中で私個人としては、新規事業立ち上げ時などのリスク調査やそれに伴う法律相談対応に時間をかけることが多いです。
2人目のメンバーが入社した2021年9月までの2年間半、一人法務として在籍していました。3人目のメンバーが入社したのも今年の4月なので、3名体制になったのはつい最近のことです。今後はチームとして成長し、会社や事業に貢献できるよう取り組んでいくことを目標に掲げています。
――つまり、中山さんは法務リスクマネジメントチームの立ち上げメンバーの一人目、ということでしょうか。
中山 はい。ロースクールを卒業後そのまま入社しており、法務の実務経験がほとんどありませんでした。そのため法務としてどうあるべきか、どう動くべきか手探りの中、阿部や事業部の方と一つひとつ丁寧にコミュニケーションを取りながら、会社に貢献できるよう法務としての在り方を日々模索していました。
阿部 私も中山と同じタイミングで入社しているのですが、当時は法務リスクマネジメントチームだけでなく、経営企画室全体の立ち上げ期でもありました。会社として最適な内部統制をどのように構築していくか、リスクマネジメントをどのように徹底していくかといったところに重点を置きながら、まずは事業部に対して管理部が求めることを一つひとつ説明しながら、事業部との関係を構築していきました。その後、様々な契約書の雛形を作成するなど、少しずつ足場を整えながら、会社が求める管理部門を皆で一から作り上げていきました。
――SUPER STUDIOの法務として働くことの魅力を教えてください。
中山 当社はスタートアップ企業ということで、新しいことに挑戦しやすい環境です。一方で、事業を堅実に成長させていくためにはリスク管理が欠かせないということも経営陣が理解してくれています。そのため、事業部とコミュニケーションしやすい環境作りや顧問弁護士等の専門家の手厚いサポートを受けられる体制など、社内外問わず様々なポジションの方に相談しながら着実に業務を進められる環境であるところは、魅力の一つだと感じています。
阿部 ビジネスモデルの観点でいうと、検討できる論点が幅広いというところも挙げられると思います。直近では、当社と三井不動産社が提供するOMOソリューションの一つとして、初のリアル店舗「THE [ ] STORE(ザ・ストア)」をRAYARD MIYASHITA PARKにオープンしました。EC/D2C事業者にリアル店舗で商品を販売できる機会を提供するとともに、オフラインであってもEC同様のデータ取得を可能とし、継続的なマーケティング施策を実現します。従来EC/D2C事業者が抱えていた課題を解決し、ビジネス成長を支援する取り組みです。
このようにECというドメインに留まることなく常に新しい取り組みにチャレンジしているため、様々な論点を検討する機会が多いところも当社の魅力だと感じています。
中山 成長スピードに合わせて常に新しい取り組みに対応していくことの大変さはありますが、それ以上に刺激的でやりがいのある仕事だと感じています。
阿部 事業部側が推進していきたい部分と管理部側の守っていきたい部分がバッティングしてしまった際も、経営陣のリスク管理への深い理解があるため、意見の押し付け合いになることなく事業部と一体になって取り組むことができます。「会社や事業に貢献している」という意識を持って働くことができていますね。
――SUPER STUDIOの社風について教えてください。
阿部 既存のやり方を踏襲し続ける会社も多いですが、常に市場に適合していかなければ淘汰されてしまうのが会社経営であると捉えているため、変化を楽しめるかというのはとても重要な価値観だと考えています。また、ただ変わるだけでなく、どの方向に進むべきか、何をすべきか、といったことを本質的に考えること。そして、相手の信頼を得るために常に誠実に向き合うことも重要です。これらを当社では、「CHANGE 変われる人であれ」「INSIGHT 本質を見極めろ」「HONESTY 人格者であれ」というVALUEとして掲げています。「人が育てば、会社が育つ。会社が育てば、社会が育つ。」という当社の信念のもと、三つ全てを体現しようという考えを持った人が多いと思います。
――SUPER STUDIOの法務ならではの独自の取り組みなどはありますか。
山口 法務の独自の取り組みとしては、会計や税務など、法務以外の幅広い論点をキャッチアップしようとする試みが見られます。様々な機能を持つ経営企画室には、私や阿部などの公認会計士の資格を有した者がいる他、会社全体としても複数の法律事務所や弁理士事務所と顧問契約を結んでいます。専門性を持った方々と常に協力しながら業務を進められる環境が整っており、法務のメンバー一人ひとりが管理部として持つべき視点や観点を幅広く身につけるようにしています。
阿部 経営企画室は全体で一つのチームを築いています。異なる専門性を持つチーム同士が協力し合い、事業を推進していくことを大切にしているため、一つの専門性を伸ばすだけでなく幅広い視点を身に付けたいという方には最適な環境だと思います。「この会社で働けて良かった」と思っていただけるよう、そして、社員一人ひとりが望んだキャリアを歩めるよう意識しており、そこは経営陣の思いが反映されている部分でもあります。
――最後に、法務リスクマネジメントチームが求める人物像について教えてください。
阿部 今後の目標としては、チームとして動くことで属人化を防ぎ、互いに成長していくことを掲げています。各々が専門性を伸ばしていくことももちろん重要ですが、自身の専門性や経験をチーム全体に還元し、成長し合える環境を作っていきたいです。チームプレーを大切にし、「CHANGE 変われる人であれ」「INSIGHT 本質を見極めろ」「HONESTY 人格者であれ」という当社のVALUEに共感していただける方と一緒に働きたいと考えています。
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