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IPO準備、新規事業、M&Aまで多岐に渡るチャレンジ。自分のカラーを大事に一から始める法務|ファインディ株式会社


「つくる人がもっとかがやけば、世界はきっと豊かになる。」という経営理念をもとに、急成長を遂げる『Findy』。エンジニア向けのサービスを主軸に、挑戦する人たちを支援し続けてきました。

上場準備を進めるFindyは、今後も新しい事業を展開していく予定。経営管理部部長・田中栄一さん、経営管理部・藤井慎太郎さんに、これから作り上げる法務チームについて話を聞いてみました。

入社直後に感じた「いい人が多い」 転職業界では珍しいとは?

ーーFindyと言えば、転職マッチングプラットフォームが有名です。改めて事業内容を教えていただけますか?

田中 主な事業内容は四つになります。一つ目は、エンジニアと企業様をマッチングさせる転職プラットフォーム「Findy」。自社で開発したAIでエンジニアのスキルを解析し、企業様の求人票に合わせて最適なマッチングを実現します。現在16万人以上のエンジニアと1,500社以上の企業様に利用されています。二つ目は、フリーランスや副業エンジニアと企業様の業務委託案件をマッチングさせる「Findy Freelance」です。「Findy」と同じくAIを駆使し、単価保証された案件を紹介します。

三つ目の「Findy Global」は、国内外に在住する外国人エンジニアと企業をマッチングさせるサービスになります。インドや東南アジアを中心に、ハイスキルなエンジニアが多数登録しています。そして四つ目の「Findy Team+」は、日本では初となる試みのサービスです。企業の生産性を見える化し、課題などをデータとしてわかりやすく提供します。エンジニアの生産性向上をサポートするサービスになります。こちらの4つのサービス軸に、今後も新たな事業をドンドン展開していく予定です。

ーー田中さんはFindyに入社して4年目とお聞きしましたが、社内の雰囲気や社風はどのように感じられていますか?

田中 入社して率直に思ったのは、「いい人が多い」ということですね。というのは、人材紹介の業界は、業績のために無理矢理にでも求職者を転職させる風潮がゼロとは言えない部分があります。ところがFindyの社員には、そのような風潮に抵抗感のある人や、求職者に対して真に価値あるサービスを届けたい、という人が多い。エンジニアと企業様のためになるようにと考えている人が多いのです。働いていて気持ちがいいですね。

藤井 私は入社1年目なのですが、同じようなことを感じています。事業部はどうしても、リスクよりスピード感や売上を重視するところがあると個人的には思っていて・・・これまで勤めた企業においても、リスクであったり定めたルールであったりを重く捉えてもらえないことがあると感じていました。ですが、Findyの社員は素直に「法務観点でリスクはないか」「このまま進めても大丈夫だろうか」と相談してくれるので、すごく仕事がしやすく、また法務の存在意義を感じられる職場だと思っています。

田中 代表の山田がリスク感覚のある人間なので、その辺も影響しているのかもしれません。まだ専任の法務がいないのでルールや体系がしっかりしているわけではありませんが、法務側の意見を受け入れてもらえる土壌があります。

IPO準備から新規事業まで様々な経験を積める職場・・・弁護士資格よりも大事なものとは?

ーー専任の法務を募集しようと思った経緯は?

田中 現在は藤井がメインで私がカバーするという形で法務の業務を行なっていますが、専任の法務に入ってもらうことで、より法務機能を強化していきたいと考えています。上場準備を進めている弊社にとって、様々な観点から法務の重要性が増してきています。法務機能を十分に果たす上で体系がしっかりしていない部分があるので、一緒にルールを作りながらやりやすい環境を整えていきたいですね。

ーーどのような人材を求めていますか?また、どのような法務チームを作っていきたいですか?

田中 もちろん弁護士資格を持っていたらありがたいですよね。でもそれは必須ではありません。資格よりも、過去に法務業務に真摯に向き合ってきた経験を持つ方は歓迎したいです。法律の知識ももちろん重要ですが、ビジネス的な観点を持ち合わせている方が望ましいです。社員からさまざまな質問が飛んでくると思うので、一緒になって考えることを楽しめる方が向いていると思いますね。一つの事象を取っても、立場や視点によって回答は変わってくるじゃないですか?法律にただ則って杓子定規にせず、状況を踏まえてベストなソリューションを出せる方を求めています。

弊社はグローバル展開を本格化していこうとしているので、日本ではこうだけど他の国ではこうなる、など柔軟な考え方が求められることもあります。今後は社内成長に限らず、様々な提携やM&A等の選択肢を視野に入れながら外部企業との連携を強めることで成長速度を維持・拡大できればと思っています。また、上場企業に資するような法務体制の構築も必要になってきます。様々なことを経験したいという人にはもってこいの職場だと思っています。ですが、もちろん全てを一人で完璧にこなしてほしいとは思っていません。各自が苦手なことに対応するよりも、得意なことを伸ばして補い合って役割分担ができるチームを作っていきたいですね。

自分のカラーを大切にできる自由な職場

ーーFindyの法務で働く魅力はなんでしょうか?

藤井 先にお話したように法務の役割が形骸化していないということがまずあります。加えて、「自社のサービスに関わる機会が多い」ということも魅力ですね。弊社では最新の技術やサービスを使って事業展開をしています。例えば、ChatGPTを使った機能開発をおこなったことがあります。最先端の技術なこともあって他社にはないサービスを提供できる可能性がある一方、今でもこういった生成AIについては個人情報保護の観点などリスクを重く見ることが多いですよね。そのようなツールを使うからこそ、できるだけリスクを軽減できるよう、法務に期待される役割が大きい環境にあると思っています。実際、ChatGPTを使った機能では法務の提案がサービス内容に反映されています。他社の法務は事業部の活動と切り離されていることも少なくないと思いますが、弊社では会社の活動に参画していると実感する場面が多いと感じています。法務としての自身の活動が目に見える形でエンドユーザーにまで届けられる機会があるため、やりがいのあるポジションかと思います。

田中 一年前に正解だった答えが、今では正解とは限らないんですよ。それくらい日々変わって行っています。新しいことをドンドン始めていく予定なので、知見を広めて色々なことにチャレンジしていくことが好きな人には最適な職場だと思います。逆に、毎日決まったことを同じようにこなしていきたいという方には不向きかもしれません。

私も藤井も銀行出身なんです。スタートアップ企業に来て振り返ってみると、銀行にとって有利でお取引先に不利な契約書も少なからずあったのかなと感じています。そのような経験を活かす意味でも、お互いの利益やリスク・リターンがフェアなバランスの取れた契約書・契約関係を一緒に作りたいです。きっとその方が中長期的な関係性を深めることができると思っています。自社と他企業のどちらか一方が利するものではなく、両社が共に高みを目指せる契約関係が理想だと思っています。

ーー転職活動中の方にメッセージをお願いします。

田中 過去に関与してきた企業で、当該企業と他社で契約書の解釈で見解の不一致が発生し、多額の損害賠償を仄めかされることがあったんです。もちろんすごく驚きはあったのですが、法務の重要性を知る非常にいい経験になりました。契約書類にこういう書き方をしたらこのような主張ができる、逆にこうは捉えることができないようにこの文言をいれておこう等、実務と契約を有機的に結び付けることが私はすごく楽しく感じます。新しく入られる法務の方とは、たくさん会話をして色々なものを作っていきたいですね。

藤井 弊社ではまだまだ法務体制が整っていないこともあり、法務の重要性を社員に伝えるところからのスタートとなります。ただ、先ほども申し上げましたが、話を聞いてくれる土台があります。整理することもたくさんあって大変ではあると思いますが、実質一人目の法務という役割で、すごく挑戦しがいのある環境だと思っています。

田中 その点で言うと、リーガルテックのプロダクトなどはご自身の意見で取り入れることもできますし、すごく自由かもしれませんね。会社の規律とのバランスを保ちつつ、自分のカラーを大事にのびのびと働いてもらえるとありがたいです。

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