求人票から入所後の仕事内容を見極める方法とは?エース・コンサルタントによる弁護士の転職活動Tips

エース・コンサルタントが語る弁護士の転職最前線
転職とは、不安なものです。今回は弁護士の転職活動について、弁護士ドットコムキャリアにおけるエース・コンサルタント(相談員)の2人に聞いてみました(インタビュー:2021年11月某日)。前編に引き続き、弁護士が転職活動するにあたっての工夫や押えるべきポイントについて具体的に語ってもらいました。



具体的な弁護士の選考プロセスとポイント

ーー職務経歴書については、問題はありますか。

Bさん:法律事務所への移籍の場合、英語ができこることなどを書きますが、あまりみていなことが多いですね。対して、インハウスの場合は、「人物面重視」をうたっていることが少なくなのでコミュニケーション能力などをみているようです。


ーー職務経歴書などの書類からコミュニケーション能力がわかるのでしょうか。

Aさん:職務経歴書から「自身の魅力を、応募先に合わせた形で伝えようとしているか」はわかります。実際人間性が伝わる書面は選考を通過しやすいです。選考する側は、応募者全員の書類を読むことになりますので、職務経歴書で言えばA4で2、3枚にするのが望ましいといえます。その点を伝えた上で準備してもらうわけですが、実際は6、7枚書いてきてしまう人が多いです。企業法務のスキルを求めている職場の人に対して、刑事事件や民事での相談経験を書いても、応募先で想定される仕事との関連性が見えなければ、必要な情報とは言えません。弁護士の職務の性質上、正確に伝えることが重要なのは理解できますが、伝え方や内容を絞り込んでいくというのも重要なことといえます。


ーー弁護士の転職の場合、面接は何回くらいあるのでしょうか。

Bさん:2回が一般的です。急いで採用したい場合や小さな事務所の場合は1回ということもあって、最初から代表が出てくることがあります。面談の内容は、転職理由、志望動機、雑談みたいな感じとなります。


ーー面接で起きる問題はありますか。

Aさん:汚れた服でいくなどのケースが数回ありました。ちゃんと言い訳できれば特段問題にはならないようですが、社会人として最低限のルールは守らないと問題が起きます。


ーーお見送り、つまり不採用の理由として多いものはありますか。

Bさん:インハウスを求める企業の場合だと、複数社の選考を申し込むことが一般的なので、「第一志望でない」ということが伝わってしまうケースがあるようです。

Aさん:基本的なことですが、ビジネスマナー的なものはあります。私がメールをやりとりしていても、丁寧語を使えなかったりするケースがあります。採用する事務所や企業にも同じ対応をしていたことを理由として、不採用となったケースがありました。あとは、「有名な事務所に入りたい」というような、薄い志望動機の場合は、通らないことが多いですね。

Bさん:あと、弁護士の作る書類は、一般の人からすると、堅苦しい印象を与えることが少なくありません。


公募・知人紹介・エージェント利用で注意しておきたいポイントは?

ーーエージェントを使うケースと、使わないケースはまだありますか。

Aさん:両方あります。紹介の場合は、身元保証人がいますので、短期間で転職が決まるのが、最大のメリットといえます。一方、知り合いを通じた転職活動の場合、内定を断りづらいことがデメリットかもしれません。一部の悪質なケースではありますが、紹介者との関係を悪用して、断れないことを前提てとして、年棒を低く出すなど、悪い条件を提示するケースもあるようです。

Bさん:入所後の仕事内容や条件が、事前に聞いていたものと違うケースもあります。企業法務をやらしてもらえると聞いていたのに、実際は、交通事故のみということもありました。

Aさん:公にされている求人は、掲載主体が責任を持って精査しているとはいいきれません。事務所の実態などについては、知人やエージェントなどを使って調べてみることをおすすめします。


ーー公開されている求人票から、入所後の実際の職務内容を見分ける方法はないものでしょうか。

Aさん:ホームページなどの取扱分野をみたとき、「一般民事」と「企業法務」の記述量が半々くらいの場合、実際の職務内容が「一般民事」に偏っている可能性がある印象です。そういった事務所は、顧客獲得のために、記述していることが多いです。実際に企業法務を多く扱っている事務所の場合ですと、所属弁護士の講演や法律系雑誌における掲載などの実績をトピックとしてPRしていますので、そこに違いが出る気がします。


ーーエージェントのメリット、デメリットはありますか。

Aさん:エージェントを使うメリットは、知人紹介とは反対に、エージェントが間に入って事務所と交渉するため、内定を断りやすいという部分が大きいといえます。一方で、多くの案件を抱えているため、「冷たい」「機械的な対応をされる」という声があるのも事実です。また、関係性の構築に時間がかかったり、できなかったりすることがないわけではないので、そのあたりはエージェントとしても不安を感じることがあります。

まとめ

今回は、2回に渡って弊社コンサルタントに弁護士転職のリアルな現場を語ってもらいました。

一般論として「転職動機は人間関係が多い」などはよく聞く話ですが、事務局との関係性や弁護士以外の法曹資格の転職事情などより具体的なケースについて聞くことができました。

公募や紹介の活用の仕方、求人票の見分け方などもぜひこの記事を参考に実践してみてください。転職に関する相談は幅広く受け付けてますので、下記リンクからお気軽にお問い合わせくださいませ!

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