【調査】所属事務所への要望、「給料・待遇」がトップ 転職に関するアンケート結果 vol.4

転職に関するアンケートvol.4

弁護士ドットコムでは、全国の弁護士を対象に、転職経験の有無や転職した理由、しなかった理由などを尋ねるアンケートを実施し、409人から回答を得た。調査結果を4回に分けて紹介する(調査実施:2021年3月)。

4回目は転職経験がないと回答した弁護士(181人)に対し、所属している事務所に対して魅力に感じている点や、要望したい点などを尋ねた結果を紹介する。

 

53期以前も4割超が転職経験なし

 

修習期別の「転職経験無し」の割合

 

「転職経験がない」と回答した人(181人)の割合を修習期別にみると、最多は「69〜73期」で65.38%だった。

また、司法修習の終了から20年以上が経過した53期以前の弁護士も、4割以上が転職経験がないと回答した。

 

所属事務所の魅力は「弁護士との人間関係の良さ」

 

所属事務所に対して一番魅力に感じる点

 

転職経験がない人に、所属している事務所に対して一番魅力に感じている点を尋ねた。最も多かったのは、「トップや同僚などの弁護士との人間関係のよさ」(24.3%)。「勤務時間や勤務日数のよさ」(16.6%)、「業務内容や習得できる経験」(14.4%)が続いた。

転職経験がある人(225人)に聞いた、転職を決意した一番の理由でも「トップや同僚などの弁護士との人間関係」(33.8%)が最多だったことから、弁護士間の人間関係が、転職を考える重要な要素になるといえそうだ。

 

所属事務所に要望したい点は「給料・待遇」が最多

 

所属事務所に対して要望したい点(複数回答可)

 

現在、所属している事務所に対して要望したい点を複数回答可能な形式で尋ねた。「給料・待遇」(45.3%)の回答が最多。次いで、「事務所の将来性」(27.6%)と「業務内容や習得できる経験」(21.5%)は2割を超えた。

 

転職者に聞いた転職前の事務所に対して感じていた不満(複数回答可)

 

一方、転職経験がある人に、転職前の事務所に対して不満に感じていた点を複数回答可能な形式で尋ねた際、「給料・待遇」との回答は38.2%で、転職経験がない人が所属事務所への要望として回答した45.3%から、7.1ポイント下回った。

対して「トップや同僚などの弁護士との人間関係」は46.7%で、転職経験がない人が所属事務所への要望として回答した18.2%から、28.5ポイント高くなった。同様に「事務所方針とのマッチ」は転職経験者のほうが15.3ポイント高かった。

一転職の要因として、「給料・待遇」以上に、人間関係や事務所方針が重い可能性がある。

 

「転職は依頼者や後任に迷惑がかかる」の声も

転職をしない理由について、自由記述形式で尋ねたところ、「今の事務所でやりたいことができている」「人間関係や待遇がよくて、忙しすぎない」など、所属している事務所に満足しているとの声があった。

また、「転職先の情報を得られるソースが少なく、ミスマッチの可能性があるので転職にはリスクを感じる」「依頼者や他の弁護士に迷惑がかかると思い躊躇している」など、転職自体に後ろ向きな意見もあった。

一方、「在籍期間が長いほど辞めづらくなるため、転職を考えている場合は早めに決断すべき」「ストレスの多い職業なので、精神に変調をきたすようなら転職すべき」など、積極的に転職してもよいとの意見も寄せられた。

 

これまでの調査結果リンク

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