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弁護士の平均年収は、一般的な職種と比べてかなり高い水準に位置しています。日々知識をアップデートする必要はあるものの、自身の市場価値を高められれば着実に年収を上げることができます。
年収を上げる方法はいくつかあり、単に年収の高い弁護士事務所に転職するだけでなく、企業内弁護士で相応なポジションに就いたり、個人で案件を請け負ったり、独立開業するなど、手持ちのスキルやこれまでの経験、志向性に応じてキャリアプランを立てることができます。
この記事では、弁護士の主な転職先とその特徴、転職以外の年収アップ方法などについて解説します。
弁護士の世界は実力主義かつ競争が激しい業界なので、ただ転職を繰り返すだけでは年収を上げることはできません。
自分の市場価値を高め続ける努力を怠れば、年齢を重ねるごとに好条件で転職することは難しくなります。司法試験合格者の増加に伴い、「稼げる弁護士」と「稼げない弁護士」の二極化が顕著になっており、もはや弁護士資格を持っているだけで安泰という時代は終わったように思えます。
逆に言えば、自らの強みを分析して市場価値を高める努力をすれば、稼げる弁護士側に入ることは十分に可能です。
弁護士が年収を上げる方法は転職だけではありません。
転職以外のキャリアパスの種類を知っておくことで、今の自分が年収を上げるために必要な行動がわかるようになります。ここからは、転職以外の方法で年収を上げる方法について解説します。
既に弁護士事務所で働いている人は、転職をせずに実務経験を積んでいくのも良いでしょう。着実に実績を積み年収を上げていくという方法です。
最初は何もわからない状態でも、実際の業務を通して多様な経験を積むことで、効率的に業務を遂行する方法や今の自分に不足している知識などが明確になってきます。
自身の課題を分析しながら地道にスキル習得に励むことで業務に対する熱意や向上心をアピールできるのはもちろん、クライアントに対してより質の高い解決方法を提案できるようになります。
努力や成長を正当に評価してくれる弁護士事務所であれば、自身のスキルに応じて順当に年収を上げることができるでしょう。
個人の裁量権が大きい弁護士事務所なら、専門性の高い案件をより多く担当することでキャリアの差別化を図ることができます。
転職市場では広く浅いスキルは評価されづらいため、専門分野に特化した実績を積むことが何よりも大切。企業法務の中でも特定分野に特化したブティック型弁護士事務所では、より狭く深い法律知識と経験を身に付けることができます。
目先の年収を追いかけるのではなく、専門性をしっかりと身につけて将来の転職・起業などに備えるという方法も有効です。
弁護士としての明確なキャリアプランがある場合は、将来に備えて自身のスキルに磨きをかけるのもおすすめです。弁護士事務所で働きつつ語学や資格の勉強を平行して進めたり、経営やコンサルの経験を積むのも良いでしょう。パートナー弁護士が請け負う業務の一部を担当するなど、より高度な領域に自らチャレンジしていく姿勢も大切です。
弁護士としてのキャリアに特殊なスキルを掛け合わせれば、正当な年収評価を得られる可能性も高くなります。
将来的な独立や共同起業を見据えて実績を積んでいくのも選択肢の一つです。
明確なビジョンを掲げることで、目標から逆算して実績やスキルを積み上げようとする意識が働きます。
通常の弁護士業務に加えて、営業・経営・マネジメントなど多彩な領域を学ぶ必要がありますが、仮に独立しなかったとしても転職に有利なスキルを習得することができます。
独立して新しく法律事務所を立ち上げた場合、しっかりと運営していくことができれば経営者として相応のリターンを得ることができます。最終的に雇用される働き方から脱却したい経営者志向の方はチャレンジを検討してもよいかも知れません。
ここからは、年収アップを目指す弁護士の主な転職先について紹介します。
弁護士事務所といっても扱う案件の種類によって特徴は異なりますし、企業に雇用される企業内弁護士(インハウスロイヤー)になる方法もあります。それぞれの転職先について理解を深めておきましょう。
法曹界でキャリアアップしたい場合、より年収の高い弁護士事務所に転職するのが1つの方法です。
実務経験と実績に応じて転職の選択肢が広がるため、ポジション次第では右肩上がりの年収アップを実現できます。逆に現状維持の転職を繰り返していると市場価値が下がっていくので、常に向上心を持って知識と経歴アップデートしていく意識が重要になります。
年齢が若いうちは未経験の分野でも採用されやすいため、積極的に新しい業務に取り組んで仕事の幅を広げていきましょう。
転職難易度は大幅に高まりますが、より規模の大きいフィールドで活躍したい人は、大手・準大手弁護士事務所への転職を狙うのもおすすめです。
渉外案件や企業法務などの大規模案件を多数扱っているため、転職に成功すれば大幅な年収アップが約束されるケースが多いです。
自身のキャリアに自信がある人は一度挑戦してみるのも良いでしょう。
ブティック型事務所とは、企業法務の中でも金融・知財・倒産などの特定分野に特化した弁護士事務所のことです。
専門性の高い案件のみを扱っており、通常の弁護士事務所と比べて個人の裁量権が大きい業務に携わることができます。
専門性の高さは転職時の強みになりやすいため、キャリア志向の弁護士にも人気が高いのが特徴です。
大手弁護士事務所と比べて採用のハードルがやや低いこともあり、まずはブティック型事務所で専門性を磨いてから次の転職に進むという方法をとる方もいらっしゃいます。
国際的な案件を取り扱う渉外事務所は、高年収が約束される転職先の一つです。
高度な法律知識や交渉力、英語によるコミュニケーションなど求められる能力レベルは非常に高いですが、転職に成功すれば大手弁護士事務所に匹敵する年収で働くことができます。
複雑かつ膨大な契約を細かくリーガルチェックする必要があるので、仕事内容は激務になりやすいのが特徴です。渉外弁護士として活躍した経歴はほか分野の転職にも活かしやすいため、企業法務や海外契約の知識に自信がある人は挑戦してみるのも良いでしょう。
法律の知識を活かして企業をサポートしたい人は、法務のスペシャリストとして活躍できる企業内弁護士に転職する選択肢もあります。
法曹界での実務経験が浅いと年収が下がりやすいですが、弁護士事務所で実績を積んでから転職することで年収が上がる可能性が高くなります。特に企業法務の知識・経験が豊富な場合は即戦力として評価されることがあり、ポジションによっては高収入が約束されます。
雇用先は企業なので社会保険や福利厚生の面では有利と言えます。弁護士事務所に比べて労働時間が短い傾向にあるため、「時間あたりの対価」という観点で考えるのも1つです。
弁護士が転職を有利に進めるためには、自分の強みを活かして市場価値をアピールする立ち回りが必要になります。
ここからは、転職を有利に進めるためのマインドや行動例を紹介します。
弁護士の転職活動を有利に進めるには、市場から常に求められる人材になることが大切です。
企業内弁護士なら企業法務や契約締結の知識、渉外事務所なら海外法律や英語力など、自分が活躍したい分野によって必要なスキルは異なります。
スキルを磨く場合は、将来の理想像から逆算して知識習得に励みましょう。法律知識や実績を積み上げるのはもちろんのこと、新しい判例や法律改正に関するアンテナをしっかりと張って知識のアップデートをしていくのも大切です。
弁護士の転職市場では専門性が高く評価されやすい傾向があります。
実務経験が浅い段階では弁護士としての基本知識を身に付けるのが先決ですが、ある程度実績を積んだら次は専門性を高める方向にシフトしましょう。
専門知識が必要になる渉外案件や企業法務は総じて報酬が高く、その領域で活躍する弁護士の平均年収も高くなります。得意な領域を見つけられれば、より深い知識や技術を習得すると転職時に差別化を図りやすくなります。
弁護士の転職において採用担当者に注目されやすいポイントの一つが、コミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力が高い弁護士は、クライアントの悩みを上手に聞き出したり、会話のテクニックで安心感を与えたり、営業によって新規案件を獲得したりと、弁護士業務を円滑に進めるスキルを持っています。
円滑に連携できれば一緒に働く弁護士にも良い影響を与えることが多く、特に内部コミュニティーの結束が強い弁護士事務所や企業の部署では、積極的に採用したいと考える担当者が多いです。
実務経験や専門知識が不足していたとしても、コミュニケーション能力の高さを買われてポテンシャル採用にいたることもあるので、意識的にスキルを高める努力をしてみましょう。
今回は弁護士転職において重要な立ち回り方法について解説しました。
転職は、キャリアアップを達成するための重要な要素ですが、年収アップの方法は一つではありません。自身の能力をしっかりと分析したうえで、将来のキャリアパスを柔軟に考える思考法が大切です。
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