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東京の弁護士求人の特徴は?案件の種類や求人の探し方を解説

全国でもトップクラスに人口が多い東京都は、数多くの企業が拠点を構える日本屈指の経済都市。企業法務の需要増加から、弁護士求人の数も全国で最多となっています。求人数の多さは断トツですが、全国の弁護士の約半数が東京にいることもあり、採用競争が激しくなっているのも事実です。

この記事では、東京エリアの弁護士求人の特徴や転職の難易度、求人の探し方などについてデータを元にしながら解説します。

東京は弁護士数が急増しているエリア

冒頭でも解説した通り、東京は全弁護士の約半数が集結している過密エリアです。
弁護士が集まる理由は単に人口多いというだけではなく、日本の上場企業の半数以上が東京に活動拠点を構えていることにも起因しています。

企業活動が活発になれば企業法務絡みの案件も増えていくため、法律知識のスペシャリストがどの分野・領域にも必要になってくるのです。ここからは、東京の弁護士を取り巻く環境をさらに詳しくチェックしてみましょう。

東京の弁護士数推移

東京の弁護士数を日弁連のデータから参照すると、全国の弁護士数42,164人に対して、東京には20,253人が集結しており、占有率は48%となっています。

日本の弁護士の約半分が東京で働いていることを考えると、企業法務においていかに弁護士が重要な役割を担っているのかがわかります。キャリア志向の弁護士は経験・実績を積んでからハイクラスな法律事務所・企業に転職していく傾向があり、人材の流動性は非常に高い傾向があります。

全国でもトップクラスの求人数

弁護士数・上場企業数に比例するように、弁護士求人の数も全国でトップクラスの水準となっています。
法律事務所と企業内弁護士、どちらの求人も非常に数が多く応募しやすいのが特徴。大規模案件を手掛ける大手法律事務所が拠点を構えていることもあり、高難易度のハイクラス求人が出ていることもあるでしょう。

近年は企業側の採用競争が過熱している背景で東京都の求人の追加・更新頻度が高いため、転職活動を少しでも検討している方は毎日、少なくとも週に一度は確認をしてアンテナを貼っておくことをおすすめします。

担当できる案件は多種多様

東京の弁護士求人は多様性に富んでいるのも注目すべきポイントの一つです。
あらゆる領域・ジャンルの企業が進出しているだけあり、専門的かつ多様な弁護士求人が多数掲載されています。民事系・刑事系の案件を扱う一般的な法律事務所から、企業法務の特定領域に特化したブティック型事務所、国際的な案件を扱う渉外事務所まで、豊富な選択肢が用意されています。

特に企業内弁護士の求人はかなり多く、興味のある分野の求人を比較選別できるのは大きなメリットといえます。

未経験可の求人も多い

東京エリアは、未経験もしくは実務経験が少ない弁護士でも応募できる求人が充実しています。
成長性に期待したいわゆる新卒枠で、未経験層を積極的に採用している法律事務所も存在します。また、「弁護士としての実務経験は十分にあるが、全く別の分野で経験を積んでみたい」といった場合でも、希望を満たす求人が見つかることがあるでしょう。

専門性の高い案件を扱うブティック型事務所では、知識やスキルに多少の不安があっても、それ以外の強みで光るものがあればポテンシャル採用されるケースが多々あります(年齢に左右されます)。
企業内弁護士であれば、法律事務所で働いた経験がなくても応募できる求人もありますが、その場合企業内で法曹界のスキルを身に付けるのが難しくなるので、自身のキャリアプランについては日頃からよく考えておく必要があります。

難関と名高い大手法律事務所の求人も

全国有数の法律事務所が拠点を構える東京エリアでは、弁護士界のエリート集団と呼ばれる大手(四大)法律事務所、準大手法律事務所の求人も掲載されることがあります。
就職・転職できれば弁護士として相応のキャリアと年収を得ることができますが、内定を得ることはもちろんのこと、入社後現場で求められるレベルは非常に高い水準です。

東京で弁護士求人を探す方法と特徴を解説

すでに説明した通り、東京の弁護士求人は全国でもトップクラスに多く、質の高い求人が数多く存在しています。

そこで注意したいのが、自分の希望に合った弁護士求人の探し方です。求人の多さに翻弄されて探し方を間違えてしまうと、自身のキャリアパスに適した求人を見つけ出すことができず、転職のミスマッチが発生しやすくなります。これから紹介する複数の弁護士求人の探し方と特徴をしっかりと理解して、希望する条件に近く求人を見つけ出せるようにしておきましょう。

求人サイト

求人サイトは最も手軽な弁護士求人の探し方で、パソコン・スマホのどちらかがあれば簡単に求人を検索・比較することができます。

東京エリアであれば掲載求人はかなりの数になるので、短時間で一定数の弁護士求人を検索することが可能です。年収・仕事内容・勤務地・福利厚生などの条件で個別に求人を絞ることができるので、複数の求人を比較しやすいのが最大のメリットです。

注意すべきは、WEB上では求人の「表面的な情報」しか得られないということです。必ず事務所への訪問や担当者・代表弁護士へのヒアリング、もしくはエージェントを介したアナログな情報の取得を行いましょう。年収や勤務地、福利厚生などを意思決定材料の中心とした所謂「条件マッチング」は、人間関係や業務理解、ビジョンにおいてミスマッチが発生するリスクが非常に高いため極力避けるべきです。 

応募から面接までの流れは自身で対応する必要があり、選考に通るかどうかは自分の能力次第。求人の良し悪しを見抜くスキルが必要ですが、多種多様な求人情報に触れたい人にはおすすめの探し方です。

転職エージェント

転職エージェントとは、求人サイトの機能に加えて下記に述べるエージェントのサポートを受けられる転職サービスです。
企業と求職者の架け橋となる転職エージェントからは、求人票に表れない現場情報、独自に入手している非公開求人・おすすめ求人の紹介やアピールポイント分析、応募書類の添削、面接対策、面接日程調整など、数多くのサポートを受けることが可能です。

双方の転職ニーズを理解しかアドバイザーから意見を貰えるので、より希望に近い求人に出会える確率が上がります。また、会員登録することで求人サイトには掲載していない非公開求人にもアクセスすることができます。

ひまわり求人求職ナビ

ひまわり求人求職ナビは、日弁連が運営する求人・求職活動支援サービスです。採用側が登録した求人情報を求職者が閲覧するシステムで、所謂上記で紹介した「エージェント」の機能はありません。公的な組織(官公庁・自治体など)の求人も登録されている点が、民間のエージェントサービスと大きく異なる点です。より幅広く求人を見ておきたい方はこちらも併せてチェックすると良いでしょう。

法律事務所・企業のホームページ

あらかじめ転職したい法律事務所・企業が決まっている場合は、公式ホームページから採用情報を探してみるのが良いでしょう。

人材の流動性が高い業界や事業規模の拡大を目指す企業などであれば、常に人材を欲している可能性が高いため、こまめに採用情報をチェックすることが大切です。
また、FacebookやTwitterなどのSNSを活用するなど、自分で情報をリサーチするという方法もあります。

まとめ

今回は東京エリアの弁護士求人について、データを交えて特徴を詳しく解説しました。

選択肢の多さゆえに迷うことも多いですが、自身のキャリアプランを明確に描くことによって、転職のミスマッチを最小限に抑えることができます。

最適な環境で弁護士としての実績を積めるように、転職エージェントなどのサービスを活用してみるのもおすすめです。

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