採用担当者が本当に知りたいこと、そしてあなたの魅力を最大限に伝えるための準備を始めましょう。 面接で内定を勝ち取るには、採用側の視点と、今までの経験やスキルを効果的に伝える戦略が必要です。
【法務の転職】完全面接マニュアル-実践編-
採用担当者が本当に知りたいこと、そしてあなたの魅力を最大限に伝えるための準備を始めましょう。 面接で内定を勝ち取るには、採用側の視点と、今までの経験やスキルを効果的に伝える戦略が必要です。
このサイトでは、あなたの面接準備を徹底サポートする 「主要質問への回答方法/想定問答集」についてご紹介しています。
本コンテンツは、面接を突破し、理想のキャリアを掴むための秘訣を網羅した全3部作です。
あなたの転職活動が成功するよう、ぜひご活用ください。
【法務の転職】完全面接マニュアル-心構え編-について知りたい方は【こちら】
【法務の転職】完全面接マニュアル-マナー編-について知りたい方は【こちら】
主要質問へのロジカルな回答法
面接で頻出する質問に対し、法務としての論理的思考力を示す回答を準備しましょう。
ワークシート例を参考に、ご自身の言葉で具体的な回答を組み立ててください。
また、ご自身の経験だけでなく最新の法改正などについて面接時に聞かれることもあるので、
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自己紹介 (2〜3分程度)
自身の今までの経歴をサマライズし、応募先企業にマッチする強みや経験を伝える場です。
相手に「もっと知りたい・聞きたい」と思わせる導入を心がけましょう。
構成要素
- 氏名を名乗る
- 最終学歴+卒業以降に就職した会社名・事業内容を説明
- 業務内容(ご自身の役割)+応募先企業にマッチする強みや経験を説明
※職務経歴を全て説明しようとせず、応募先企業の業務内容にマッチしているものを中心に伝えましょう。
ワークシート例 (簡略版)
本日はお時間をいただき、ありがとうございます。●●(氏名)と申します。
- 学歴: ●●大学(法学部)を卒業後、●●大学法科学院へ通い、20●●年に卒業いたしました。
- 社歴: その後、新卒で株式会社●●へ入社し、4年間就業いたしました。
さらに幅広い経験を積むために現職の株式会社●●の法務部にて約5年間就業しております。 - 業務内容: 現職ではベンチャー企業のため、法務チーム立ち上げから関わり、現在は2名のチームのリーダーとして契約書の審査、法務相談、上場を見据えた内部統制の体制づくりなどを行っております。
御社でも今までの経験を活かしていきたいと思っております!
本日はよろしくお願いいたします!
転職理由 (2〜3分程度)
今回何がきっかけで転職を考えたのか、転職を通じてどんなことを実現したいのかを具体的に整理して下さい。
また、なぜ今の会社では改善・実現できないのか、なぜ面接先の企業であれば改善・実現できるのかを整理してみましょう。
ポイント
- 嘘は言わない: ネガティブな部分を隠したり嘘をついたりすると、 面接官に深堀りされたときにボロが出ます。
- ポジティブな表現: ネガティブをポジティブな表現に言い換え、 状況と行動を具体的に伝え、愚痴っぽくならないよう注意しましょう。
- 一貫性: 転職理由と志望動機(働く目的・キャリアプラン)に一貫性を持たせ、 「なぜ辞めるのか」「なぜ弊社に入社したいのか」の納得感が重要です。
ワークシート例 (簡略版)
① 転職を考えたきっかけ(ネガティブ):
- 企業規模が小さく、法務以外の雑務が多い(総務・人事など)
- 何でも屋みたいになっていて業務が多いわりに給料が低い
② 転職を通じて実現したいこと(ポジティブ):
- より法務に集中できる環境で専門性を身に着け、スキルアップしていきたい
③ ①②を合わせて転職理由を作りましょう。(全体で2〜3分程度)
(ポジティブ)より法務としての専門性を身に着けて、スキルアップをしていきたいと考えております。
(ネガティブ)現職は100名規模のスタートアップ企業のため、 法務以外の総務や人事の業務割合も少なくなく、浅く広くの経験になっております。
(ポジティブ)今後のキャリアを考えたときに、法務の専門性を身に着け法務人材としてキャリアアップをしていきたいと思っているため、転職を検討しております。
志望動機 (2〜3分程度)
転職理由で語った「今回の転職を通じて何を実現したいか」を、面接先の企業で具体的に実現できるという具体的なイメージを自分自身で持ち、 自分の言葉で話せるかがポイントになります。
志望動機を作るうえでやるべきこと
- なぜその企業なのかの動機づけ(一番大切です!)
なぜ他社ではダメで、この会社でなければならないのか、その理由を明確にしましょう。
例えば、
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「大手企業で働きたいからです。」
なぜダメなのか: この理由では、なぜ「この」大手企業なのかが全く伝わりません。 他の大手企業でも同じことが言えてしまうため、企業への具体的な熱意や理解度が低いと判断されます。 面接官は「大手ならどこでもいいのか?」と感じるでしょう。
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「御社の安定性に魅力を感じたからです。」
なぜダメなのか: 安定性という要素は、多くの企業、特に歴史のある企業や業界トップの企業に共通して言えることです。 具体的な事業内容や企業文化、将来性など、その企業ならではの安定性への魅力 (例:特定の市場での圧倒的なシェア、革新的な技術による安定した成長など)を語れないと、 「安定している会社は他にもたくさんあるけど、なぜうちなんだろう?」と思われます。
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「前職で経験できなかった〇〇(特定の業務内容)を、御社で経験したいからです。」
なぜダメなのか: 経験したい業務が明確なのは良いことですが、その業務が 「なぜこの企業でなければならないのか」が欠けている場合が多いです。 もしその業務が同業他社でも経験できるのであれば、企業への強い志望動機にはなりません。 その業務を通じて何を成し遂げたいのか、その企業の〇〇という業務が他社と比べて どのような特色を持っているのか、まで踏み込む必要があります。
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などが挙げられます。
- 今回の転職を通じて何を実現したいかを明確にする
- 上記が実現できるかを知るために面接先企業の研究をする
- 求人票、企業HP、採用HP(新卒・中途)、PR TIMES、IRなどを参照し、入社後の働くイメージを持つ
ワークシート例 (簡略版)
① 転職を通じて実現したいこと(転職理由):
- 法務として集中ができる環境で法務人材としてキャリアアップをしていきたいと思っているため
- 一人ではなくチームから様々な知見を得て、スキルアップをしたいと思っているため
② ①が応募企業で叶えられると思う点:
- 独立して法務部があるかつ、高い専門性を持つ法務人材が多数在籍している。
- 特に、〇〇事業(例:グローバル展開、新規事業立ち上げ、M&Aなど、求人票や企業HPから読み取れる具体的な事業内容)における法務課題は、 専門的な知識と経験をさらに深める絶好の機会となる。
③ ①②を合わせて志望動機を作りましょう。(全体で2〜3分程度)
法務人材として専門性を身につけ、経験を積み、成長していきたいという強い思いから御社を志望しております。
現職では、法務以外の管理部門業務も兼任しており、幅広い経験を積むことができたことには感謝しております。 しかし、私の今後のキャリアとしては、法務の専門性をさらに深め、 企業法務の最前線で活躍できる人材を目指したいという明確な目標があります。
御社であれば、独立した法務部で法務業務に集中できる環境があり、これが私の目指す専門性深化に不可欠であると確信しております。 特に、御社の〇〇事業(具体的な事業名)における法務は、私のこれまでの経験を活かしつつ、 さらに高度な知見を習得できる絶好の機会だと感じております。
また、社内弁護士を含む〇名の法務チームの一員として、多様な専門性を持つ方々と密に連携し、 知見や経験を共有しあいながら成長できる点にも強く惹かれております。 チームで働くことで、個人の限界を超えた課題解決に貢献できると信じており、 私自身も積極的に貢献しながら、共に高め合える関係性を築きたいと考えております。
これらの理由から、御社でこそ私のキャリア目標を実現し、企業価値向上に貢献できると確信し、強く志望いたします。
逆質問
逆質問は単なるFAQの場であるだけでなく、質問を通じて貴殿の興味・関心具合や「こう働きたい」という意思を先方に伝える最後のアピールの場でもあります。
ポイント
- 意図までセットで質問: 質問の意図が分からないと、面接官の印象を下げる可能性があります。意図を具体的に伝えましょう。
例: 「私は英語力が足りないと考えており、就業後に英語のスクールに通いたいと思っております。 就業後に通おうと思っているので、だいたいの残業時間の目安を教えてください。」
- 面接官の立場に合わせる: 面接官の立場によって質問する内容を変えましょう。 役員面接で細かい業務内容の質問は控えるのが無難です。
- 配慮ある導入: 誰に質問すべきか分からない内容は、 「〇〇様がご存知の範囲でお伺いしたいのですが〜」といった前置きを入れて質問すると良いでしょう。
想定問答集
それでは、企業の面接で想定される質問とその回答例を紹介します。
面接は個人の資質や相性を確認する場ですので、一例として参考にしてください。
アドリブで応答できるから大丈夫だと思い込まずに、慎重に準備をしましょう。
1. 「転職しようと思ったきっかけを教えてください。」
質問の意図
つまり「今の企業を辞めたい理由」を聞いています。
質問の意図は、何か問題を抱えた人物ではないのか、こちらの人的組織に適応する人材かどうかを確認することにあります。
回答例
【ポジティブ】より法務としての専門性を身に着けて、スキルアップをしていきたいと考えております。
【ネガティブ】現職は100名規模のスタートアップ企業のため、法務以外の総務や人事の業務割合も少なくなく、浅く広くの経験になっております。
【ポジティブ】今後のキャリアを考えたときに、法務として幅広い経験を積むことでキャリアアップをしていきたいと思っているため、転職を検討しております。
解説
転職を通じて実現したいことに焦点を当ててみましょう。
ネガティブな理由をポジティブな理由でサンドウィッチするのも一つのポイントです。
退職には、ネガティブなイメージがあります。
面接先の企業や事務所が懸念するのは、次の点です。
- 退職/退所の理由は人間関係ではないか
- その原因は転職者自身にあるのではないか
回答では、これらの懸念を払拭する必要があります。
- 現事務所には感謝の気持ちがある(人間関係が原因ではない)
- 現事務所の現状と転職者の希望が不適合(不満の内容)
- 現事務所代表者の将来展望と転職者の将来の希望も不適合(退所しか選択肢がない)
2. 「なぜ当社を志望したのですか?」
質問の意図
企業側がこの質問をする意図は以下の3つです。
* 「企業の強みを理解しているか」を通じて企業/事務所に適合する人材か確認したい
* そもそも前提としてきちんとリサーチしてきたか確認したい
* きちんと考えて転職先を選んでいるか確認したい
回答例
※ここは企業ごとに強みが違うので回答も個別具体的にならざるを得ませんが、参考までに転職先が「弁護士ドットコム」と仮定して記載していきます。
「貴社への転職を志望した理由は貴社の『弁護士をもっと身近に』という理念に共感したからです。
なぜ共感したのかは、私の経験とリンクします。
私はおばあちゃん子なのですが、祖母は持っていた土地を騙し取られてしまったことがあります。
その時に助けてくれたのが弁護士でした。
今も覚えているのは、『トラブルがあっても弁護士が身近にいれば助けてもらえるんだ』と実感したことです。
この経験がきっかけで、僭越ながら貴社の理念と同様に『弁護士がもっと身近な世の中にしたい』と思うようになりました。
これが私が貴社を志望した理由です。
解説
先ほどお伝えしたように回答は個別具体的にならざるを得ません。
ただ、伝えるべきポイントは以下の通りです。
まずは面接先の企業のことをきちんとリサーチし、理念などを深く理解した上で以下のポイントを伝える回答を準備しましょう。
* 企業の理念に共感していることを伝える
* 共感している理由を説得的に伝える(自分の過去の経験を踏まえて、自分が人生において大事にしていることと理念がリンクしていること)
* 転職すれば自分の強みが活きるなどを伝えることを意識してみてください。
3. 「企業法務において、最も関心のある分野は何ですか?」
質問の意図
貴殿が企業法務にどれだけ深く関心を持っているか、そして応募企業の事業内容をどれだけ理解しているかを確認しています。
漠然とした回答ではなく、具体的な分野と、それに対する貴殿の考えや経験を求めています。
回答例
「貴社の(主要事業や注力分野)に関する法務に最も強い関心があります。
特に、昨今注目されている(特定の法的課題、例:データプライバシー、DX推進に伴う法規制、ESG関連法務など)の分野は、貴社の事業成長にとって不可欠であると認識しております。
前職に(関連する案件の種類や経験)に携わった経験から、この分野における法的リスクを早期に特定し、事業戦略に沿った形で最適なソリューションを提供することに、自身の専門性を活かしたいと考えております。
貴社がこの分野でどのように事業を展開されているか、深く理解し、貢献していきたいです。」
解説
応募企業の事業内容や業界トレンドを事前に深くリサーチし、貴殿の関心と専門性が合致する具体的な分野を挙げます。
その分野に対する貴殿の見解や、関連する過去の経験を交えることで、単なる興味だけでなく、深い理解と貢献意欲があることを示しましょう。
4. 「希望年収を教えてください。」
質問の意図
お互いに意思を固めた後に、希望年収と想定年収に大きな乖離があることが発覚し、話がまとまらなくなってしまうことがあります。
そういったことを避けるために、面接段階で希望年収を確認するということは行われます。
このように考えると、希望年収を確認されるということはある程度脈あると考えられるわけですが、実際は今後の参考までに聞くとことも考えられます。
回答例
「現在の年収は手取りで1,200万円ですが、貴社の給与体系や評価基準、そして私の貢献価値を総合的にご判断いただければ幸いです。
貴社への入社意欲は非常に高く、年収については柔軟に検討させていただく所存です。
まずは、貴社の事業に貢献できる機会を頂けることを第一に考えております。」
解説
正直に現在の年収を伝えつつも、貴社の基準や評価に委ねる姿勢を見せます。
同時に、貴社への入社意欲が高いことを示すことで、年収が唯一の転職理由ではないことをアピールします。
もし、転職エージェントを利用している場合は、年収交渉をエージェントに任せることも可能です。
また、以下は弁護士編として参考にしてみてください。
5. 「なぜ法律事務所ではなく企業を志望しているのですか?」
質問の意図
この質問は、法律事務所編でも述べたとおり、転職に対するネガティブなイメージを前提としています。
すなわち、「なぜ弁護士業務の王道ともいえる法律事務所で働き続けなかったのか」という疑問に応える必要があります。
企業が求めるのは、企業活動への理解と貢献意欲がある人材です。
回答例
「法律事務所での経験を通じて、多くの紛争解決に携わり、弁護士としての基礎を築くことができました。
しかし、紛争発生後の事後的な対応だけでなく、企業活動のより上流から法的リスクを予見し、未然に防ぐプロアクティブな法務に関心を持つようになりました。
特に貴社のような(具体的な企業の特徴・事業内容)を展開する企業では、その事業スピードとイノベーションの中で、事業成長を加速させる法務の役割が非常に大きいと感じております。
法律事務所とは異なる視点から、企業の成長に直接貢献したいという強い思いがあり、企業法務を志望いたしました。」
解説
法律事務所での経験を否定するのではなく、その経験を活かしつつ、なぜ企業法務へのキャリアチェンジを望むのかを明確に説明します。
企業法務ならではの魅力(事業への貢献、予防法務、多様な業務など)に焦点を当て、応募企業の事業内容への理解と、それに対する貢献意欲を示すことが重要です。
6. 「弁護士資格をどのように企業で活かしたいですか?」
質問の意図
企業は、弁護士資格を持つ人材を単なる法律家としてではなく、ビジネスに貢献できる人材として見ています。
具体的な業務でどのように専門性を活かせるかを問うことで、貴殿の企業法務への理解度と貢献意欲を確認しています。
回答例
「弁護士資格を通じて培った、論理的思考力、多角的な視点からのリスク分析能力、そして複雑な情報を整理し、簡潔に伝えるコミュニケーション能力を、貴社の事業推進において最大限に活かしたいと考えております。
具体的には、契約書審査や法務相談はもちろんのこと、新規事業立ち上げにおける法的課題の早期発見と解決、M&Aや提携案件における交渉支援、そして社内における法務リテラシー向上のための研修企画など、多岐にわたる場面で貢献できると確信しております。
特に(応募企業の具体的な事業)においては、〇〇の法的側面から貢献したいです。」
解説
弁護士として培ったスキルを、企業の具体的な業務や事業にどう結びつけるかを明確にします。
単なる「法律の知識」だけでなく、「問題解決能力」「コミュニケーション能力」「リスク管理能力」といった汎用性の高いスキルをアピールし、それが応募企業でどのように役立つかを具体的に示すことが効果的です。
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