弁護士5年目の転職体験記|対話から見えた成長への道筋
モヤモヤを分解 「転職だけが正解ではない」
瀧村:
2025年10月の初面談の時、法子先生はまだ転職意思は明確ではなかったものの、前職で感じている「モヤモヤ」を話してくださいました。
法子:
自分が「弁護士として本当に成長できているのか」という実感が持てずにいたんです。上司と1対1で仕事をする環境だったため、得られる知見が限定されていました。上司も弁護士だったので、いつまでもチェックを仰ぐ形が続けば、このまま10年目、20年目となった時に、独り立ちして仕事を回す自信が持てないと感じていました。また、法務メンバーが少なく同種の業務を行う人がおらず比較対象がないため、先が見えない不安があったと思います。
瀧村:
それを聞いて「判断軸が自分以外(上司)にある状況が原因では?複数人のチームで働くような環境のほうが向いているかもしれない」と思ったので、まずは企業か事務所かは絞らずに、他の職場の話を聞くことから始めましょうと提案しました。初回以降、4〜5回はオンラインで面談しましたよね。
法子:
そうですね。瀧村さんは、エージェントによくある「良いことばかり言う」みたいな、転職ありきの対応ではなく、本音で話してくれていると感じました。「転職だけが正解じゃない」と率直に言ってもらえて、まだ迷っている段階でもカジュアルに話せてよかったです。転職活動において「多忙すぎる職場には年齢的についていく自信がない」「もう一度、事務所でやっていけるか不安」などという自分の弱い部分も認識してもらったほうがいいと思います。瀧村さんとは、飾らずに話ができたので、自分の思考も整理されました。
自力転職にはない 「第三者」からの視点
瀧村:
転職活動のいいところは、いったん自分のキャリアの状況を客観視できることです。違和感を持ちながら働くよりは、動いてみて、今の職場でもう少し続けてみようと思ったとしても、意味があると思うんですよね。
法子:
法律事務所からインハウスに移った1度目の転職の際は、エージェントを使いませんでした。転職を繰り返すのは現実的ではないし、今回は、第三者的な視点を入れたいなと思って、弁護士ドットコムキャリアにお願いしましたが、得られる情報量が圧倒的に多かったです。
瀧村:
広く選択肢を提供したかったので、企業と法律事務所あわせて通算30カ所くらいリストアップしましたよね。
法子:
中には知らなかったスタートアップもあって、興味深かったです。私の場合は、重視したい項目ごとに独自の「点数表」を作って、リストの優先順位をつけていきました。「チームで働けるか」「フレックスやリモートなどの柔軟な働き方ができるか」「給与水準は現職と同等か」など。もともと、事務所からインハウスに移ったのはワークライフバランスのためでした。仕事で成長はしたいものの、そこも譲れない要素ではありました。
瀧村:
ご自身でしっかり整理して情報を共有してくださっていたので、非常にスムーズにサポートできました。併用していた「ビズリーチ」での状況も含めて、活動の全体像を把握しながら支援できたと思います。
社内見学で「働く姿」イメージできた
法子:
15カ所に書類を出して、通った3カ所と面接しました。結果、2カ所から内定をいただくことができました。驚いたのは、単なる合否連絡にとどまらず「次の一歩につながる示唆」を瀧村さんからフィードバックしてもらえたことです。前職と同水準の給与を希望していたため「給与水準のミスマッチ」などが多かったですが、それが次への対策にもなりました。
瀧村:
面接が終わると、必ず振り返りのやりとりをしましたよね。私としては、少しでも懸念点を払拭したいので、どんなことが不安かなどを重点的に聞きました。コンサルタントは、求人票やウェブ上にはない情報を持っています。実際に、会社や事務所を訪問して求人側とも直接お話ししている場合もあるので、口頭で伝えられるレベルの話は、実は結構ありますね。
法子:
また、内定前に事務所見学の場をセッティングしてもらったのはありがたかったです。面接だけでは分からないオフィスの雰囲気や広さ、実際に働くスペースの空気感を知ることができました。「ここで毎日働く自分」を具体的にイメージできたのは大きかったですね。
瀧村:
実際に自分の目で見て、できるなら現場の人に直接、不安や心配事について聞いてほしい。それが私のスタンスです。どうしてもエージェントの情報は「良いこと」に偏りがちなので、その人自身の感覚を大事にしてほしいと思っています。
相談するなら業界事情に詳しい人に
法子:
現在の職場では20数名の法務部員がいて、期が近い弁護士も複数在籍しています。フレックスを使って、子育てなど多様な働き方をしている人が多く、柔軟な働き方ができる職場だと感じています。仕事量が多く外部の弁護士に依頼することも頻繁ですが、必ず2人組で対応し、フォロー体制が整っていることも心理的安全性につながっていると思います。
瀧村:
チーム体制があるかを最も重視されていたので、理想的な職場だったようで、私も安心しました。
法子:
いまの職場に疑問を感じている先生方には、まず「外の視点」を取り入れることをお勧めしたいです。私は、たまたま悩んでいる時に、会員向けメールを見て「弁護士ドットコムキャリア」のカジュアル相談をポチッとしたのが始まりでした。同期や先輩・友人など近い人たちに相談するのもいいと思いますが、法務の活躍の場が広がっている今、業界の転職事情に詳しいエージェントを通すと、自分には欠けている視点が補えますし、自力では探せなかった求人が見つかる可能性もあります。
瀧村:
私の感覚では、弁護士ドットコムキャリアにアクセスしてくれる方々のうち、6割は法子先生のように「今すぐ転職したいというわけではない」方たちです。現状の悩みは、いったいどんなことが原因なのか。弁護士・法務専任のコンサルタントがいますので、ぜひ一度話してみてください。きっと何らかの整理ができるはずです。
Consultation 転職について相談する
非公開求人のご案内
キャリア支援
サポート