

ご自身のキャリアを主体的にお考えの皆様に対して、
全力でご支援させて頂きます
弁護士ドットコムキャリアがこれまでご支援してきた転職事例をご紹介します。国内大手法律事務所(弁護士事務所)の事例から、企業内弁護士(インハウスロイヤー)への転職事例まで幅広くご紹介していきます。ご自身の今後の転職活動の参考に、ぜひご覧ください。
司法書士事務所を退職し、弁護士を目指す ——これまでのキャリアについて教えてください。 大学は法学部で、当時から法律専門職に就きたいと考えていました。在学中に司法書士の資格を取得したこともあり、卒業後は司法書士事務所へ。ただ、やはり弁護士という仕事が諦めきれず、1年間勤めた後に退職し、司法試験の勉強を始めました。勉強期間の上限を3年と決めて、3年目から司法試験受験を開始。2回目の受験で司法試験に合格しました。 ——法律に対する興味や熱量を持ったきっかけは、何がきっかけだったのでしょうか。 私たちアラフィフ世代の人たちが法学部を目指した一番の理由は、おそらく「潰しが効く」ためだったと思うんです。実際、法学部は、他学部よりも就職で有利に評価されていたように思います。 ただ、私が法律に興味を持ったのは、高校のときの現代社会の授業がきっかけだったように思います。法律を勉強すれば、法の抜け穴を突いて稼げるイメージを持ったんです。しかし、実際に大学で法律を学んでいくと、楽して儲けられるような話は一切ないということがすぐにわかりました。法律は、私たちだけでは考えきれないほど緻密に物事が考えられ体系化されています。私はむしろそこに感銘を受けて、法律に関わる仕事ができれば良いなと考えるようになりました。 ——そうしたなかで、司法書士の資格を取得されています。 いきなり司法試験を受ける勇気がなかったというのが正直なところです。当時周りの人たちは、宅地建物取引士(当時は、宅地建物取引主任者)などから勉強を始めていましたが、私は不動産会社に就職するというイメージが持てず、だとしたら難しいかもしれないけど司法書士を受けてみようと思ったんです。そこでうまく合格できたので、もうちょっと頑張れば司法試験もいけるんじゃないかという欲が出てしまった形ですね(笑)。司法書士を1回で合格していなければ、これが自分の能力の限界だと感じ、弁護士になる夢は諦めていたかもしれません。 ——とはいえ、仕事を辞めて司法試験を受験するハードルは高いように思います。司法試験を受けるモチベーションはどこにあったのでしょうか。 法律は、民法のカテゴリーだけでも社会のあらゆる事象を対象にしていますよね。ただ、司法書士の仕事はどうしても売買や所有権、不動産に特化してしまいます。その分野だけを専門に生涯の仕事として取り組んでいくことにフラストレーションを感じていました。自分が本当に目指したかったのは、法務局じゃなくて裁判所なんだ、と。 当時は実家に住んでおり生活費の心配はありませんでしたので、司法書士として1年間働いた貯金で予備校の学費2年分を捻出し、書籍代や小遣いを貯金と失業保険で賄ったという形です。 弁護士の仕事に戸惑いもがき続けた5年間 ——そして見事司法試験合格にされ、修習後は地方の弁護士事務所へ就職されました。 実はもともと地方へ引っ越す予定はなかったのですが、今の妻と結婚することになり、妻の出身地である地方への移住が決まりました。移住するにあたって、まずは自分を採用してもらえる事務所で弁護士として働こうと思ったんです。 ——実際に事務所で弁護士として働いてみたときに、どのような印象を持ちましたか。 働く前から決してきれいな仕事ではないと、ある程度のイメージは持っていましたが、正直それ以上だったように思います。実際の刑事弁護では、犯罪者と接する必要があり、少し気が緩むとこちらが犯罪に巻き込まれてしまうことがあるんです。被告人を人生の危機から救済できるというきれいなイメージで考えていると、とんでもない落とし穴にはまってしまうんですよね。 弁護士というと、エリートといったキラキラしたキャリアパスを想像されることが多いかもしれませんし、実際にそうした方もいらっしゃると思います。ただ、やはり実際の裁判で行われていることは、生々しい駆け引きや蹴落とし合いですね。きれい事が通用するような仕事ではないと思っています。 ——当時、刑事弁護以外に扱われていた分野はありましたか? 事務所全体としては、企業の顧問も多く受けていました。刑事弁護から顧問まで、なんでもやりますという感じでしたね。右も左もわからない状態のまま、とりあえず目の前の仕事をなんとか終わらせていくことに必死でした。とりあえずわからないことは調べないといけないのに、何を調べて良いかわからず、結局仕事が進まないまま徹夜してしまったりとか……。パソコンに向かってはいるんですけど、焦っているだけで手が動かないという感覚でした。 ——そうした状況は変わりましたか? ずっと迷いながら仕事に取り組んでいたのですが、5年ほど経ったときに、ある弁護士さんから「迷ったところで何があるの? 迷ったところで結局やることは一緒でしょ? だったらさっさとやってしまったほうが楽なんじゃない?」と言われたことで、確かにそうだなと思ったんです。それ以来、迷うことがなくなりました。とりあえず形にするという意識で進められるようになったことで、仕事の効率化にも取り組めるようになっていきました。 生身の弁護士にしかできない仕事の質を高めるために ——転職を考えられたきっかけは何だったのでしょうか。 今回の転職を決めたのは今年3月です。実は、もうそろそろ前の事務所を出なければ……と漠然と思い続けながら数年間過ごしており、5年ほど前にも一度弁護士ドットコムキャリアに相談したことがあるんです。 先ほどもお話したとおり、弁護士になってから5年ほど経った後、効率的に仕事を進めなければ自分がもたないという危機意識を抱くようになり、仕事のやり方を自分なりに変えてきました。しかし、効率的に仕事をするようになればなるほど、今の事務所が求めている仕事とはかけ離れていきました。 今回の転職活動のときに感じたのは、伸びている事務所は営業の仕方から違うということです。弁護士ドットコムのサービススタート時には、業界ではあまり良いイメージを持たれていなかったように思いますが、私は当時からWebを使ったマーケティングに興味をもっていました。ただ、前の事務所ではやはり推奨されず、一度登録した弁護士ドットコムのアカウントを削除することになったんです。今注目されているリーガルテックを使うという発想も、もちろんありませんでした。職人が腕一本で作ったものにこそ価値があるという考え方で、さまざまなサービスを使って効率化するということがあまり良く思われていなかったように思います。 ですが、今は、弁護士事務所を運営する上でWebマーケティングを避けては通れないように思います。このような新しい仕事の仕方は、今後、より加速して広まるように思っています。 この流れに乗らないと、という焦りと、今の事務所が求めている価値観との開きが埋め切れなくなったことから、もう今の事務所を出ないといけないな、と決心しました。 ——業務効率化のメリットについては、どのように捉えられていますか。 漠然とですが、その事案における仮説を立て、この仮説を証拠で検証して事実を確定させていくという作業は、人間にしかできないことだと考えています。たとえば訴訟手続だと、なぜこういう事件が起きているのか、大まかな流れを仮説として立てて、あとは証拠で補完していく作業が必要になります。こうした作業をAIなどの技術によって置き換えられるかというと、少なくとも今のAIではできないと思います。このような作業は、結局は生身の弁護士や裁判官による判断でやらざるを得ない。では、これに関連する作業の全てが弁護士で行う必要があるか、というと、実はそうではない。資料の整理だとか、関連裁判例の抽出でリーガルテックを利用して効率化することは十分可能だし、また、この効率化を図って業務負担を軽減させられる弁護士が今後は求められると思っています。 例えば、契約書を読み込んで問題点を抽出するだけの作業であれば、おそらくはAIで充分可能だと思います。従来10人で5日ほどかけてやっていたような作業でも、AIの活用によって問題点の抽出まで行ってしまえば、その後の問題点に関する検討作業は、実際に弁護士が行うとしてもその実動は半日くらいで済むイメージだと思います。 このような業務の効率化は、今後は不可避だと思いますし、そのような効率化によってトータルコストを削減できた弁護士が最終的には顧客から選ばれるようになっていくと思います。 AIによって弁護士の仕事が奪われるという話もありますが、私はそこに対してはまったく危惧していません。むしろ、法律分野、特に裁判関連業務でAIを使うのは結局のところ弁護士であって、AIを活用する弁護士がこの先顧客から選ばれるようになるだけだと思っています。 これから先も自分が生き残っていける弁護士になるためには、自分自身が仕事のやり方を変化させていかなければならないということだと思っています。 ——今回の転職先の事務所では、そうした考え方を尊重してもらえそうですか? はい。新しい事務所では、Webマーケティングによる集客も積極的に行われていて、全国に組織を展開しています。メンバーも若い方が多く、今の時代に即した形で運営されているイメージがあります。新しいものを取り入れて仕事の効率を高め、余裕が出てきたらそのぶん休みを取ったり、お客様に向き合ったりという方針が、自分の考えにマッチしていると感じました。 自分を高値で売ろうとせず、ありのままを評価してもらう ——弁護士ドットコムキャリアのサービスを利用されてみていかがでしたか。 司法書士事務所も大学のゼミの先生の紹介で入ったので、実はこれまで就職活動はほとんど経験したことがなかったんです。ただ、従来のように自分の縁故で就職してもまた同じことになると思ったので、自分の能力や市場価値で評価していただけたらと考え、サービスに登録しました。 やはり転職市場や就職活動の作法などはほとんどわからなかったですし、20年近く同じ事務所に勤めてきて、新しい分野に飛び込むことはとても不安でした。コンサルタントの方にはそうした点も含めて相談させてもらえたので、本当に助かりました。 ——サービスを利用されるなかで一番良かったと思う点はどこでしたか? 細かいところまで対応していただけた点です。たとえば職歴書の作成1つとっても、どうやって書けば良いのかわからない、相手にどこを見られるのかもわからないといった状態だったので、そうした疑問に1つひとつ答えていただけたのはすごくありがたかったです。 また、市場動向も教えていただいたことで、意思決定がしやすくなりました。私の場合は、家族の関係で勤務地の制約があったため、全国規模でのデータが当てはまらないという側面もありましたが、やはり転職の際に大事なのは、今の市場で求められている人材がどういう人で、いかにそこに噛み合うよう行動していけるかだと思います。そうした視点でアドバイスをいただけると、就職活動の方針も立てやすくなります。 ——最後に、転職を検討されている方や、同年代の弁護士の方にメッセージをお願いします。 どうしても今の職場が合わないと感じたら、転職は1つの選択肢になると思います。そのときにわからないことがあれば、弁護士ドットコムキャリアが教えてくれます。素直にアドバイスに従って、謙虚な気持ちで行動に移していければ、成功につながるのではと私は思っています。下手に自分を高値で売ろうとしても、化けの皮はすぐに剥がれてしまいます。この先何年も一緒に仕事をしていく方々に対して初めだけ良い顔をしても、うまくいくはずがありません。今の自分のありのままの状態を評価してもらえるよう、書類作成も含めて思いや考えを伝えていけば、あまり不安なことはないと考えています。 弁護士ドットコムキャリアのエージェントサービス登録(無料)はこちらから。必要なタイミングで専任のコンサルタントが誠実にご支援いたします。 転職エージェントサービスに登録する
街弁は代表弁護士との相性が非常に大切です。しかしながら、一般に公開されている求人票やHPだけでは代表弁護士のお人柄まではわからないのが現状です。 弁護士ドットコムキャリアではコンサルタントが直接法律事務所へ足を運び、所属弁護士の方とお話をしておりますので、本件でも転職希望者のお人柄や思考性に合わせ、相性が良いと思える法律事務所を重点的にご紹介いたしました。
育児が落ち着いたタイミングでインハウスロイヤーから法律事務所の弁護士に戻り、経験を積みたいという思いから転職の情報収集のためご登録いただいた先生の事例です。所属されていた企業はリモートワークが導入されていた一方で「法律事務所に戻った場合にはできるだけ近い環境で働けるのか」という点が、意思決定のポイントとなりました。転職成功に至るまでの支援内容をご紹介します。
企業法務の経験を積むため、企業法務系法律事務所(弁護士事務所)に転職をされたケースのご紹介です。民事系法律事務所(弁護士事務所)からのチャレンジでしたが、お忙しい時間の合間を縫って選考プロセスを進み、見事内定を獲得されました。転職実現までのプロセスを丁寧に見ていきます。
成功者プロフィール 転職活動時:40代前半 60期後半 現職:東京・民事系法律事務所(弁護士事務所)(年収750万円) 転職先:北海道・民事系法律事務所(弁護士事務所)(年収750万円) 転職を考えたきっかけ 司法試験合格前から、将来的に北海道への移住を見据えておりました。 司法修習後は、東京の民事系法律事務所(弁護士事務所)にて勤務し、順調に経験を積んで5年目を迎え現職で北海道拠点の立ち上げ話が出たものの、新型コロナウイルスの影響で拠点立ち上げがストップしてしまいました。 この事を契機に、社内の異動を待つのではなく、自ら北海道で勤務できる法律事務所(弁護士事務所)を探そうと思い、弁護士ドットコムキャリアに問合せを頂きました。 活動中のポイント 北海道への移住については、以前から配偶者とも話し合われており、ご家族共通の思いでした。 ご本人は豊富な自然が近くにある環境にいながら、仕事は都内で勤務するようにバリバリと働きたいとお考えだったため仕事量の多いの法律事務所を探す形で活動を始めました。 事務所探しに際しては、弊社弁護士ドットコムのネットワークから、ご希望のエリアで成長著しく、仕事に対する考え方が自分と合いそうだと判断した事務所を中心に応募を進めていくことにしました。 コロナ禍での転職活動でしたが、書類選考が通過した後の面接はオンラインで行い、スムーズに活動を進めることができました。最終面接の際には本人の希望で北海道まで行き、実際に働く環境や職場の同僚を目で見て確かめて移籍先の法律事務所(弁護士事務所)を決められました。 転職後の感想 転職活動当初は、地方の事務所の情報はそこまで多くないイメージをお持ちになられていましたが、弊社弁護士ドットコムのネットワークを最大限活用してご本人のご意向に合う法律事務所(弁護士事務所)をご紹介する事ができ、ご本人も大変満足されておりました。 活動当初は年収を維持するために報酬面も恵まれている事務所を中心に検討されておりましたが、金額ではなく、働く環境を軸に事務所選びを進めて行ったところ恵まれた自然環境や通勤のストレスのない環境で仕事の生産性も高まり、都内で勤務していた頃よりも短い就業時間でも結果的に収入が上がる可能性が高くなったとの事でした。 弁護士ドットコムキャリアのエージェントサービス登録(無料)はこちらから。必要なタイミングで専任のコンサルタントが誠実にご支援いたします。 転職エージェントサービスに登録する
成功者プロフィール 転職活動時:30代前半、60期台 現職:九州地方に在住し町弁(街弁)勤務 転職先:ご家族と共に実家のある東京への移住し、東京の事務所への転職 転職を考えたきっかけ ご出身は東京でしたが、修習で縁のあった九州のとある地域にてそのままご就職され、約5年程、町弁(街弁)として企業法務や一般民事に従事されておりました。 お子様が産まれるのを機に、拠点を実家のある東京に戻すことを家族と決め、東京の法律事務所(弁護士事務所)への転職活動を始められました。 活動中のポイント 地方に勤務しながら、東京の法律事務所(弁護士事務所)への転職活動で、対面での面接がなかなか実現できない状況の中、各法律事務所(弁護士事務所)とリモートの面接を調整したり、選考スケジュールを一括で管理したりと、できるだけ負担が少ないように支援いたしました。 活動が進み、最終を迎える選考が増えてきた段階で、1日だけ東京に滞在できる日を作っていただました。その1日の中で全ての法律事務所(弁護士事務所)に訪問でき、完結できるよう段取りを調整いたしました。 離れた環境下でもスムーズに転職活動ができたと大変お喜び頂けました。 「修習からそのまま地方に移住したため、東京の法律事務所(弁護士事務所)情報も分からない状況での転職活動で最初は大変不安だったが、最新の転職市場の情報提供から、希望をヒアリングした上での求人提案、スケジュール調整などとても丁寧に進めてもらえたので、安心して転職活動をすることができた」と大変ご満足頂けました。 転居を伴う転職活動のポイント 転居を伴う転職は、通常業務に加え、現職の引き継ぎ、面接、新居の選定など、同時進行で多くの事を進めなければなりません。 そのような状況であるからこそプロに任せられるものは任せてしまうことで、ご自身の時間を最大限有効活用できるようになります。 現在お住まいの地域と違う地域への転職を検討の方もいらっしゃると思います。 弁護士ドットコムキャリアでは全国各地の法律事務所(弁護士事務所)、企業の求人を把握しておりますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。 弁護士ドットコムキャリアのエージェントサービス登録(無料)はこちらから。必要なタイミングで専任のコンサルタントが誠実にご支援いたします。 転職エージェントサービスに登録する
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